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Monthly Live MILLENNIUM#1と#2

Monthly Live MILLENNIUMの#1、#2(2000年1月、3月)を較べていくつか思ったことを並べてみました。

演奏曲について

#1は、演奏曲17曲中、新曲が3曲
#2は、同じく17曲中、新曲が10曲
Eternityで、発表された新曲は10曲ですから(のこり2曲はシングルから)ほとんどの新曲をやった、新曲発表のライブだったといえると思います。
そうすると、演奏されなかった1曲の理由が気になるところなんだけど。それはおいておいて\(^^\) (/^^)/

一般的に、ライブはCDリリース後に行われることが多いので、いきおいCDの曲にしばられることになりがちだと思います。
マンスリーライブの場合には、そういうしばりが少ないので、ライブごとにテーマを作りやすいんじゃないかな。テーマを前に出してほしいなって思います。

収録CDごと#1演奏曲
CDタイトル曲数
135
MIZ-INCO
オーダーメイド
fortune
Pentangle
moment
AI YAI YAI
THE BRAND-NEW DAWN
inside
On The Way To

#1は、新曲も3曲やっているけれど、右表のように新旧のCDからまんべんなく選曲されました。

その選曲も、比較的ゆったりめの、静かに聴く曲が多かったように思います。
個人的には「リラックス系」と呼びたいような…そのへんがこのライブのテーマだったんじゃないのかな?なんて思ったりしています。じっくりと音を曲を歌を堪能できたライブでした

もちろん、しずかな曲ばかりじゃありません。
大体ライブの構成は大ざっぱに

オープニング→中心部→後半の盛り上がり(→エンディング)→アンコール

という感じで、にぎやかめの曲は、オープニングと後半の盛り上がりに入りそのときどきで中心部にも入るという感じです。
後半の盛り上がりは、ほぼ「お決まり」になっているので、「炎の部」などと通称することもあります。

#1の場合は、オープニングの1曲目後半と2曲目が、比較的賑やかめで、そのあとは比較的静かに、またはゆったり聴く曲が続き、「炎の部」で賑やかな曲が4曲続いてそのまま本編が終わりました。
そして、アンコールは愛から
ライブの最初が静かに始まったので、静かな曲で終わって余韻を残す感じでいいな、と思ったのですが…

余韻を残すにしては、愛からは、ちょっとテンポが早めの曲なのではないかな、と思いました(アレンジによる違いはあるけど)。一方、本編の最後の砂上の伝説は、賑やか…というか、客席はほとんど立っていたそうですが、曲自体のテンポはゆっくりめで、「本当にこの曲でそんなにノッていいの?!」と迷うこともあるような曲です。
そうすると、「炎の部」で最上まで上がったテンションが砂上の伝説でちょっと下がり、アンコールの愛からで、またちょっと下がる…という、だんだん下がっていくような終わり方だったと思います。
その「だんだん」の一段一段の幅が少ない感じで、終わりに向けて決まりきれない印象を受けました。
たとえば、愛からじゃなくて、もっと静かめの曲…たとえば、早く君に逢いたいとか…だったら、逆にアンコールで、再び盛り上げて終わるというのも気持ちの切り替えがはっきりして印象が変わったのではないかなと思います。

収録CDごと#2演奏曲
CDタイトル曲数
135
MIZ-INCO
オーダーメイド
fortune
inside
Eternity10

一方、#2の場合にはEtenity以外の曲が少なくて、比較しづらいのですが、それなりに別のCDから選曲していると思います。
しかも、新曲以外で、#1と#2で共通しているのは砂上の伝説のみ。

まだ2回目なので、深読みのしすぎかもしれないけれど、同じような連続企画ライブの579ライブと比較してみると,579ライブでは
579ライブ複数回演奏曲
3回演奏した曲2曲光に向かって、Will〜
2回演奏した曲9曲我愛イ尓(東京では3回)、砂上の伝説、EVEN、バックギャモンのような、上海ナイト、Get Down Tonight、泣いてみればいい、JUST TONIGHT、雨色の街から
2回やった曲で連続して演奏した曲 4曲EVEN、上海ナイト、Get Down Tonight、雨色の街から

Will〜や、我愛イ尓がライブの中で特別な位置づけにあることはありますが、ライブの演奏曲17〜18曲中の3分の1以上が連続して演奏されたことを考えると、#1と#2の選曲は意図的に重ならないようにしたのではないかな、と思います。
…これから続くマンスリーライブでもこの傾向が続くとすると、意外な曲が聴けるかもしれない?!なんて期待したりして(^^)

構成について

構成はアンコールまでは、#1とほとんど変わらず。中心部がほぼEternityの曲ばかりになったので、自然とMCもレコーディング関係の話題が中心となりまとまった印象がありました。比較的…という意味でね(^^;)脱線してなかば無理矢理、曲へいったところもありましたし…。
本編の最後の曲は、バックギャモンのようなで、盛り上がったままで終わり、アンコールは、Dreamer迷いをすてて、で一転して静かに…。このまま終わってもいい雰囲気だと思いました。

しかし、客席が暗いままでスタッフさんが楽器を準備している様子…ということは…のダブルアンコールがありました。激しめのFortuneと、盛り上がる砂上の伝説でまた一気にテンションが上がって終わります。比較的古めの2曲ということもあって、最初のアンコールとも、はっきり雰囲気がわかれてめりはりがはっきりしていました。

#1の中途半端な終わり方を発展させて、この形になってそれ自体は盛り上がったし良かったんだけど、ひとつ難点が…。
本編とアンコールの間−客席からアンコールコールが起こって待っている時間−が非常に長かった(^^;;;; いろいろ理由はあるんだろうけど、間延びしてしまった感がありました。

演奏面では、#2では、#1ではなかったドラムサポートが入ったので、その分、演奏に幅ができました。ドラムがあるとないとでは、それだけで大分変わってしまうと思うので、それ以上の比較ができない(^^;;;;;
アレンジでは、新曲が多いからCDそのままかな?と思ったけど(アレンジ上完全にそのままってのは無理だろうけど)、#2では、ボーカル部のラストで暗転、梶原さんの顔にスポット…という演出や、後奏のコーラスに歌詞が重なったりといろいろ面白く聴かせてもらえました。

Essay